【団体設立の経緯】
近年、ネパールでも生活習慣病の罹患率が増加しています。特に、都会では白米・フライドライス・甘いお菓子・ジャンクフードなど糖質過剰摂取によって、糖尿病や高血圧に罹かる割合も高くなっています。日本では、テレビ・新聞・雑誌など健康や食事についての情報媒体が充実していますが、ネパールではほとんどありません。子どもへの健康問題も深刻です。
公立の学校には給食制度はなく弁当持参ですが、その9割がチャウチャウ(焼きインスタントラーメン)、甘いビスケットといったお菓子です。一部は親の経済的な理由でそれすら持っていけない子どももいます。私立の学校では給食はありますがバランスは考慮されておらず、ただお腹を満たすだけの食事が提供されています。家庭に目を向けて簡単な調査をしたところ、朝食はおかずなしの白米のみ。野菜・果物・卵・牛乳などはほとんどないためビタミンやミネラルをほとんど摂取できていないのです。
この状態を、学校給食を通じて食事バランス改善の第一歩として取り組んで行きたいと考えます。また、子どもを取り巻く一番大切な環境は家庭や地域です。特に、食事の準備をする母親・祖母への働きかけを行い、その地域の伝統的なネパール料理の継承にも繋がるような活動を行っていきたいと思います。
【目的】
1.学校における子どもに対する栄養教育と給食内容の改善を図り、次世代まで続く栄養改善を行う
2.家庭の食事考える女性が中心となって、正しい健康の知識とバランスの良い食事を考える機会を持つ
3.地域の祭りなどで作る伝統的なネパール料理を利用して、文化の大切さや楽しさを守る